牢 獄 その2 昭三は床の精液を全て舐め取ったが、美樹はまだ許さなかった。
「次はパンティの汚れを、お前の口できれいにして頂戴。しゃぶって汚れを取るのよ。」
美樹の命令に、昭三は恥辱で目が眩んだ。だが抗う気力も失い、黄ばみ茶色い筋も付着している汚れの一番ひどい、パンティのクロッチ部分をくわえて舌を這わせた。すえた発酵した様な、女独特の強烈な味と臭いが口中に充満した。汚れの味と臭いが昭三をとことん惨めにさせ、涙が彼の頬を伝った。それでも口と舌を動かして汚れを取り、飲み込んだ。昭三は汚れの染みがかなり薄くなったクロッチ部分を美樹に見せ、震え声で尋ねた。
「美樹様、これでよろしいでしょうか…?」
美樹は馬鹿にした様に鼻で笑い、床に置いてあるパンティ数枚が入ったビニール袋を指差した。
「それはもういいけど、こっちが残ってるでしょう。これも全部お前の口できれいにおし!」
昭三は青ざめた。盗んだ古いパンティの汚れはすっかり干からびて固くなり、カビが生えている物もある。
(早く捨てておけば良かった…)
昭三は心底後悔した。彼は震える手でビニール袋からパンティを一枚取り出し、口元に近づけた。カビ臭い悪臭が昭三をためらわせた。美樹が厳しく叱りつける。
「ぐずぐずしてないで、早く口に入れなさい!」
昭三はやむえず、思い切ってパンティの汚れ部分をくわえた。口中に強烈な臭いが広がり、吐き気がこみ上げてくる。
「唾をたくさん出して、汚れをふやけさせて吸い取るのよ。こびり付いてるのは、歯を立てて取りなさい。」
強烈な悪臭と美樹の指示に、昭三は屈辱で体が震えた。しかし、その屈辱に耐え、懸命に唾液を出し、前歯でこびり付いた汚れを剥ぎ取り、舌で舐め取った。干からびた汚れが舌の上で溶け、何とも言えない臭いと味が口中に広がり、昭三は情けなさと惨めさで涙を床にこぼした。美樹は昭三が屈辱でむせび泣きながらパンティをしゃぶる姿を、楽しそうにデジカメで動画撮影している。昭三は時間を掛け、何とか数枚のパンティ全てを口できれいにした。彼はそれらのパンティを美樹に差し出した。
「美樹様、きれいに致しました…」
美樹は口元に薄笑いを浮かべ、昭三に意地悪く質問した。
「汚れは、まあ薄くなったみたいだけど、これらのパンティをどうするつもり?」
昭三はおどおどした様子で答えた。
「も、勿論、美樹様にお返し致します。」
美樹はいきなり昭三の顔を蹴り飛ばし、彼を床に転がした。
「ひいっ」
昭三の口から悲鳴が漏れ、美樹は彼を怒鳴りつけた。
「ふざけるんじゃないわよ!盗まれて、お前の汚らわしい唾がべっとりついたパンティなんて、洗濯しても穿ける訳無いでしょう!」
昭三は慌てて美樹の足下に土下座し、許しを請うた。
「申し訳ございません、どうかお許し下さい。直ぐに捨ててきます。」
美樹は土下座した昭三の頭を踏みにじり、ねちねちと責め立てた。
「お前、私の大切なパンティを捨てるつもりなの?まさか弁償さえすれば良いとでも思ってるのかしら?」
美樹に頭を踏まれ、額を強く床に押し付けられた昭三は、あまりの屈辱に顔が真っ赤に染まり、目頭が熱くなったが、それでも震え声で美樹に尋ねた。
「あ、あの、美樹様、それではどの様にすれば、よろしいでしょうか?」
美樹は蔑んだ声で、昭三に命じた。
「お前が使いなさい。お前が穿くのよ。これからお前の下着は、これらのパンティだけよ。他の下着を穿く事は許さないわ。」
昭三は美樹の足の下で、愕然とした。これから、ずっと女性のパンティを穿かなければならないのだ。人前で着替える事も出来ない。昭三は懸命に、美樹にお願いした。
「美樹様、何とぞ、そればかりはご勘弁下さい。他に、どんな償いでも致しますから…」
美樹は足に力を込め、更に強く昭三の頭を踏みつけた。
「ふざけるのも、いい加減におし!この程度の事も出来ないで、どんな償いが出来ると言うの!」
昭三の頭は美樹の足と床に強く挟まれ、激しい頭痛を引き起こした。彼は涙を流し、美樹に哀願した。
「わ、分かりました、仰せの通りに致します。お願いですから、どうか御足を緩めて下さいませ。頭が割れそうです。」
美樹は昭三の頭から足を外し、更に命令した。
「じゃあ、服を全部脱いで、盗んだパンティを穿きなさい!」
昭三は反抗出来ず、着ているスーツを脱ぎ、全裸になった。美樹は彼の体を見て、嘲笑った。
すると、もう一方の頬を思い切り平手打ちされ、悲鳴を漏らした。
「私はやり直せと言ったんじゃなくて、舐めろと言ったのよ。私の言う事が聞けないの!」
昭三は泣く泣く便器に顔を突っ込んだ。長年使用して黄ばんだ便器を間近に見ると、とても舌をつける気にはなれなかった。躊躇する昭三の頭上から、美樹の声が降ってきた。
「老いぼれ奴隷、さっさとお舐め!」
昭三は目をつぶって思い切って舌を伸ばし、黄ばんだ便器を舐めた。一応は掃除したばかりなので排泄物の味はしなかったが、こみ上げてくる吐き気をこらえるのに体が痙攣した。美樹は嘲笑って、命じた。
「何ならお前の舌を使って、全部便所掃除させてもいいのよ。早くやり直しなさい。汚れが残ってたら、また舐めさせるからね!」
昭三は屈辱で頭に血が上り、顔が真っ赤になったが、一言も言い返せずに便器を念入りに磨いた。それが済み、美樹にお伺いを立てた。
「美樹様、これでよろしいでしょうか?」
美樹は便器をざっと点検し、昭三に返事をした。
「ふん、時間が無いから、これ位で勘弁して上げるわ。でも、お前が手抜きした罰を与えないとね。そこに正座しなさい。」
昭三は屈辱に耐えて、トイレの床に正座した。美樹はトイレのスリッパを拾い上げ、昭三に命じた。
「面の皮のぶ厚いお前を平手打ちしたら、私の手の方が痛くなったわ。目をつぶって歯を食いしばり、顔を上にしなさい。そのまま、動くんじゃないわよ。」
昭三は恐怖に怯えながらも、美樹の言う通りにした。不意にパァーンと派手な音がして、昭三の頬に激痛が走った。美樹がスリッパで彼の顔を、思いっきり叩いたのだ。
「ひえっ」
昭三は思わず打たれた頬を押さえ、背中を丸めた。すかさず美樹が彼を蹴り飛ばし、床に転がした。
「動くなって言ったでしょう!そんなに数を増やして欲しいの?早く正座おし!」
「は、はい、ただいま。」
美樹に叱りつけられ、昭三は頬の痛みとあまりの屈辱に涙を流しながら、急いで正座し直した。
「今度動いたら、ただじゃおかないからね。目をつぶって歯を食いしばるのよ!」
それからパァーンパァーンと軽快な音が六度鳴り、昭三の頬は真っ赤に腫れ上がった。叩き終わると、美樹は昭三に意地悪く尋ねた。
「お前は老いぼれ奴隷の分際で、私に手間を掛けさせたお詫びとお礼を言うつもりは無いのかしら?」
昭三は両頬の痛みと屈辱で体を震わせながらも、美樹に土下座して詫びと礼を述べた。
「美樹様の御手を煩わせてしまい、真に申し訳ございません。私みたいな者に罰を与えて下さいまして、心から感謝致します。」
昭三は昔、旧日本軍の新兵イジメの一つに便所スリッパで頬を張るというのを聞いた事があったが、まさかこの現代に自分が嫁の美樹から同じ目に遭わされるとは、思いもよらなかった。美樹は土下座した昭三の頭を踏みにじりながら、自分の恨みを吐き出した。
「これで、いちいち掃除にケチをつけられた私の気持ちが分かったかい!これまでお前は、私に散々酷い事をしてきたのよ。私がどれだけ傷ついたか、呆けたお前には想像つかないでしょうね。今までお前が私にしてきた事を、利子を付けて返して上げるわ。変態の老いぼれ奴隷、楽しみにしてなさい!」
美樹に頭を踏まれながら、昭三が今まで自分がしてきた事を振り返った。仕事のストレスや美樹の若い体に対する悶々とした欲望を、歪んだ形で美樹にぶつけて嫁イビリをしてしまったのだ。昭三は美樹の恨み言を聞いて心底後悔したが、態度を改めるには既に遅過ぎた。美樹は昭三の頭から足を外して彼を蹴り、次の命令を下した。
「朝は時間が無いんだからね。ぼやぼやしてないで、靴を磨きなさい!」
美樹は昭三を玄関に追いたて、靴磨きをさせた。彼女は些細なことで昭三を叱りつけ、金属製の靴べらを鞭代わりにして叩いた。
「下駄箱の靴も全てピカピカに磨くのよ。もし少しでも汚れが残ってたら、靴底を全てお前に舐めさせるからね!」
美樹は昭三に言い捨てると、台所に行って朝食を作り始めた。しばらくして昭三が台所に来て、美樹におどおどと報告した。
「美樹様、靴を磨き終わりました…」
「あら、そう。じゃあ私は朝御飯にするから、お前はそこで正座して待ってなさい。」
美樹は昭三を床に正座させると、ダイニングテーブルに着き、トースト・ベーコンエッグ・野菜サラダにカフェオレの朝食を取り始めた。
「私、朝は洋風派だったけど、古くさいお前の好みで手間の掛かる和食を作らされ、しかも味付けまで文句言われて、心底うんざりしていたのよ。文句を言うなら、自分で作れば良かったのに。」
美樹はトーストをかじりながら昭三に言い放ち、彼は力無く俯いた。美樹は朝食を終えると残飯をステンレスのボウルに入れ、牛乳をかけて、昭三の前に置いた。
「これがお前の朝食よ。さあ、召し上がれ。」
彼女は多目に朝食を作り、わざと残飯を出したのだった。昭三は美樹の歯形が着き、牛乳に浸された残飯を見て、顔を歪めた。美樹は昭三の苦しげな表情を楽しみ、更に追い討ちを掛けた。
「何か不満そうね。なら、味付けして上げる。」
美樹は身をかがめ、残飯の上にぺっと唾を吐いた。白い粘液が残飯にべっとりと付着し、昭三は泣きそうな顔になった。
「味付けにうるさいお前も、これで満足でしょう…早く食べなさいよ!」
美樹にいきなり大声を出された昭三は、びくっとして顔をボウルの上に近づけた。しかし美樹の唾液が付着した残飯を真近に見て、なかなか口にする踏ん切りがつかない。美樹は昨夜床に置いたままにしていた革ベルトを手にすると、昭三の尻に鋭い一撃を浴びせた。
「ぎゃあーっ」
尻肉を刃物で切り裂かれた様な激痛に、昭三は悲鳴を上げて背をのけ反らせた。昨夜散々打たれて傷だらけの尻を更に打たれ、その一撃は骨身にこたえた。
「お前は老いぼれ奴隷のくせに、私がわざわざ作って上げた餌が食べられないの!まさ自分の身分が分かってないのね!」
美樹は昭三を怒鳴りつけ、革ベルトで床を思い切り叩いた。その音は昭三を心底怯えさせた。
「ひいっ、食べます、いえ、頂きます、頂かせて下さい。」
昭三は人間としての尊厳をかなぐり捨て、残飯に顔を突っ込み、犬の様にペチャペチャと音を立てて食べ始めた。美樹はテーブルに置いていたデジカメで動画撮影を始めた。
「ふふふ、まるで犬みたい。とても人間には見えないわ。昨日まで家長として威張っていたお前が犬みたいに嫁の残飯をあさるなんて、亡くなられたお義母様が御覧になったら、どう思われるかしらね。」
美樹の蔑みが昭三の胸をずたずたにし、目頭が熱くなって涙が残飯の上にこぼれた。それでも食べ続けなければならない自分が、惨めで情けなかった。ようやく残飯を食べ終えると普段の出勤時刻まで、あまり間が無かった。昭三は美樹に願い出て、洗顔・髭剃りをしてスーツを着たが、下着は自分が盗んだ美樹のパンティを穿かされた。パンティを穿く時の美樹の笑い声が昭三の耳に響き、両手で耳を塞ぎたかった。玄関を出る時も、昨日までは美樹が、
「お義父様、お気をつけて、行ってらっしゃいませ。」
と見送っていたが、今日は昭三が美樹に土下座して、
「美樹様、ただ今から会社に行かせて頂きます。」
述べさせられた。その時の美樹の見下す視線が、昭三の心を突き刺している様に感じられた。彼は背を丸めて玄関を出て、自分の車に乗り込んだ。美樹に革ベルトで打たれた尻が痛み、車でも会社でも座るのが苦痛だった。勤務中でも美樹が気になって仕事に集中出来ない有様だったが、昭三は頭を振り、何とか会社にいる間だけでも彼女の事を忘れようと努め、手元の書類に目を通した。
|
女王様と奴隷たち 闇の奴隷市場続編 終宴!処刑遊戯 |
||||
|