五分間(手紙外伝) その4 しばらくして膝を抱えて落ち込み、うなだれている雄一の独房に亜美と真紀が戻って来た。二人は雄一に後ろ手錠を掛けると鉄格子の外に出し、通路に立たせた。
「お前に無駄飯を食わせる訳にはいかないから、早速働いてもらうわ。真紀、こいつを革紐で結んで、引張って行って。」
亜美の指示に、真紀は細い革紐を持って雄一の前に立った。首輪に着けられて犬の様に引張られるのか…と雄一はうんざりしたが、二人の女性看守はそれ程優しくなかった。真紀は雄一の股間のものに革紐を結び付けたのだ。
「男のくせに女に負けて、情けなくないの!」
「レイプしやすい様に裸になってやったのに、何も出来ないなんて男じゃないね!」
「口惜しかったら向かって来なさいよ、うじ虫!」
女性達の罵声を聞き、雄一はなまじ英語が出来る自分を呪った。あまりの屈辱に雄一は体を震わせて涙を流した。確かに男の自分が女性達と素手で勝負して、叩きのめされたのだ。女に負けては何の言い訳も出来ない。男としての最後のプライドも吹き飛んでしまった。亜美が雄一に説明した。
「女性達が全裸になったのはお前に目の保養をさせるためじゃなくて、捨て身の覚悟をさせるためよ。必死になった女性の恐さが少しは分かったかしら?こうして男に対する恐怖心を克服して、心のリハビリを進めていくの。」
雄一はがっくりと落ち込んでしまった。女性達には心のリハビリ治療になったかもしれないが、女性達に負けた雄一には大きな心の傷を負ってしまった。とりあえず、これで終わったのか…と雄一は気を緩めたが、これからが本番だった。亜美が女性達に指示を出した。
「じゃあ、次のステップに移るわよ。全員例の物を着けて。」
全裸の女性達はコートの隅に置いていた箱から黒光りするペニスバンドを取り出し、腰に着け始めた。それを見た雄一は、今から自分が何をされるか一瞬にして悟り、顔色を変えた。いつの間にか雄一の傍に立った真紀が命令した。
「男奴隷、四つん這いにおなり!」
真紀は四つん這いになった雄一の背後に廻り、指を使って彼の肛門にワセリンをたっぷりと塗り込んだ。その異様な感覚に、雄一は思わず喘ぎ声を漏らした。
「ふん、ちょっと肛門をいじられた位で感じるなんて、オカマじゃないの?やっぱり最低の変態ね。」
真紀の蔑みが胸を抉った。亜美がゲームの説明を始めた。
「全員準備はいいわね。いまから鬼ごっこを始めるわ。この男奴隷がこのフロアを逃げ廻るから、追いかけて捕まえて。捕まえた女性は男奴隷をレイプしていいわ。」
亜美は雄一に向き直った。
「男奴隷、早くお逃げ!」
雄一は打撲で軋む体を無理に動かし、慌てて逃げ始めた。しかし近くの女性に足をすくわれ、転倒してしまう。倒れた雄一の手足を他の女性が掴んだが、互いに汗をかいているので、雄一がもがくと滑って手が離れた。その隙に彼は何とか逃げ出した。しかし散々痛めつけられ、びっこを引いている状態で逃げおおせる筈も無い。一人の女性にタックルされ再び転倒した。手足を押さえられそうになったが、再度もがいて逃げ出す。この繰り返しとなった。へとへとになって息の上がった雄一は、さすがに気づいた。女性達はいつでも雄一を捕まえる事が出来るが、猫がネズミを嬲るように、彼を嬲って遊んでいる事に。疲れ果て、床に座り込んだ雄一を女性達が取り囲んだ。最初に相手をした白人女性のキャシーが彼の髪を掴んで引き上げ、顔を上に向かせると腰を振り、ディルドウで彼の頬に往復ビンタを張った。
「男奴隷、お前にレイプされる女性の気持ちを教えてやるわ!」
キャシーは雄一の口にディルドウを突っ込み、腰を前後に動かした。喉元までディルドウを挿入され、むせそうになり涙が流れた。キャシーは一旦ディルドウを雄一の口から引き抜いた。彼の後ろにいた黒人女性のナオミが怒鳴った。
「四つん這いになって、尻を高くお上げ!」
逆らう気力を失った雄一は、よろよろと言われた通りのポーズを取った。ナオミは膝を着き、ディルドウの先端を彼の肛門にあてがった。異様な感覚に、雄一は思わず肛門をすぼめた。ナオミは彼の股間に手を伸ばして陰嚢を掴み、ゆっくりと力を込めた。下腹部にじわじわ拡がる痛みに、雄一は呻き声を漏らした。ナオミが叱りつけた。
「肛門の力をお抜き。さもないと、睾丸を握り潰すよ!」
雄一は慌てて肛門の力を緩めた。その途端、ディルドウが一気に直腸の奥まで挿入された。
「ぐええっ」
ワセリンを塗り込まれてるとはいえ、雄一は肛門を犯された痛みに悲鳴を上げた。前にいたキャシーが、彼の開いた口に再びディルドウを突っ込んだ。二人の女性はそれぞれ腰を前後に動かし、雄一の上下の口を蹂躙した。しかし肛門に刺激を受けたためか、彼の股間のものは自分の意思に反して硬く屹立してしまった。取り囲んでいた女性の一人が手を伸ばして雄一の硬く膨らんでしまったものを握り、強くしごき始めた。
「こいつ、肛門を犯されて感じてるわ。ホモなんじゃないの?」
「男のくせに肛門を弄ばれて喜ぶなんて、最低の変態ね。」
「きっと自分で肛門をいじってオナニーしてるのよ。」
取り囲んだ女性達から蔑まれ、恥辱で雄一の胸は張り裂けそうになり、涙が床にこぼれた。しかし、しごかれている彼のものはどんどん大きく硬くなり、程なく夥しい量の白濁液を噴出してしまった。雄一は射精すると同時に自分に残っていた最後の気力・自尊心が全て抜き取られた様な気がして、全身の力が萎えた。彼が絶頂に達した後、キャシーとナオミが離れ、別の女性達と交代した。再び上下の口をディルドウで犯されたが、彼は人形の様になって抗う事は出来なかった。雄一は、最初は激しく抵抗しても一度レイプされると、二度目以降は投げやりになる女性の話を聞いた事があったが、その気持ちが理解出来た。しかし彼のものは肛門への刺激のためか、再度頭をもたげ始めた。
「あら、こいつもう興奮してるわ。やっぱりホモなのよ。」
「男のくせに肛門が性感帯なんて、最低の変態よね。」
女性達の蔑みの声が、雄一の耳に響いた。こうして雄一は八名の女性全員に犯され、蹂躙されたのだった。
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人間椅子
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