美奈子は雄一を睨み付けた。
「お黙り!何よ、亜美のあそことお尻の穴を舐めて、興奮してたくせに!ブーツをぺろぺろ舐めて、痰のかけられた残飯を貪るなんて、見ていて吐きそうになったわ。お前なんか男どころか人間じゃない、最低の豚よ!」
愛する美奈子に憎しみのこもった声で罵られ、雄一はがっくりとうなだれてしまった。亜美は鉄格子の独房から美奈子を通路に連れ出した。丁度その時、真紀が残飯入りのボウルを持って来た。彼女がボウルを雄一の独房に入れようとすると、美奈子が声を掛けた。
「ちょっと待って。今日は私が味付けして上げる。」
美奈子は昨日の亜美のように、残飯にかーっ、ぺっと痰を吐いた。真紀はそのボウルを持って鉄格子の扉をくぐり、座り込んでいる雄一の前に置いた。外から美奈子の声がした。
「早く食べなさいよ!亜美のが食べれて、私のが食べれない訳無いでしょう!」
さすがに雄一は顔を背けた。その途端、空気を切り裂く音がして、雄一の体に鞭が炸裂した。真紀が雄一を思いっ切り鞭打ったのだ。
「ぎゃあーっ」
雄一は真っ赤に焼けた刃物で体を切られた様な激痛に絶叫し、体をのけ反らせた。
「その態度は何よ!女権王国では下等な男奴隷が女性に逆らったり、無視したりしたら、殺されても仕方ないのよ!」
再び雄一の体に鞭が振り下ろされ、彼は泣き喚いた。
「ひいっ、お許しを、もう打たないで下さい。お願いです。」
雄一は真紀に土下座して、許しを請うた。真紀はブーツで雄一の頭を踏みにじった
「だったら、早く食べなさいよ!」
真紀が雄一の頭からブーツを外すと、彼は急いでボウルに顔を突っ込んだ。音を立てて残飯を貪る。その醜悪な姿に美奈子は眉をひそめた。
「呆れたわ。心の底から豚になり切っているのね。こんな最低の男と結婚してしまったなんて、私の人生は台無しよ。この報いは一生をかけて償わせてやるわ!」
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