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◆namelessさんからのご投稿
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                              「マゾ小説の紹介」
私が自分の性癖を自覚したのは中学三年生の時でした。もちろん女性の裸に興味はあったし、女性にもてたいとも思ってました。しかし何かが違うのは感じていました。その何かが判ったのは、親が持っていた雑誌(確か月刊宝石とかいう名でした)をこっそりと読んだときマゾヒティックな描写に衝撃を受けた事でした。その部分は今でも暗記している程です。作者名も作品名も今となっては判りませんが紹介させて下さい
不意にライトが灯され、舞台中央の壁に全裸の青年が両手両足を鎖で拘束され]型に磔にされているのが視界に入った。二十歳くらいの痩せた青年で頭を元気無く垂らしていた。
 「あの子童貞なのよ。」「童貞なんだって。」
 そんな囁き声が観客席にさざ波の様に広がった。どこからともなく淫靡なムードのす る曲が流れ、7,8人の全裸の女達が現れて音楽に合わせ踊り始めた。どこか素人っぽく、ぎこちなさが残る踊りではあったが、それが逆に不思議なエロティックさを高め ていた。拘束されている青年は女達の踊りを見ているうちに股間のものが徐々に大き  くなり、遂には天を指す程に膨張した。すると女達は踊りながら青年に近づき、青年のいきり立ったものを撫で擦りしては離れる事を繰り返した。女達に触れられる度に青年は苦悶の表情を浮かべた。次に女達は交代で青年のものをしばらく口に含んでは離れるといった事を繰り返した。ある女は青年のものを豊かな乳房に挟んで揺らし快感を昂ぶらせ、青年に呻き声を漏らさせた。青年の欲求不満は見ているこちらが気の毒になる程だった。
 急に音楽が激しいリズムに変わって全裸で踊っていた女達が舞台から下がり、代わりに一人の長身の女が登場した。女は右手に黒光りする九尾鞭を持ち、黒いハイヒールを履き、赤いシースルーのネグリジェ以外には何も着ていなかった。透けたネグリジェを通して豊満な乳房と下腹部の濃い茂みが見え、全裸よりも強烈にエロティックだった。女は九尾鞭で青年の猛り狂ったものを、最初は撫でる様に、そして次第に強く打ち始めた。青年は快感と苦痛が入り混じった苦悶の声を上げた。女は青年のものだけではなく胸・腹・手足と、乳房を揺らし渾身の力をこめて全身を鞭打ち、青年の身体にはたちまち赤い筋が刻み込まれた。
 「ああっ、神様、たまらない!」
 青年は頭を振って泣き叫び、空中の見えない女と性交でもしているかの様に激しく腰を振った。そして女の鞭が再度青年のものを打ち据えた瞬間、
 「うあーっ」
と絶叫が響き、夥しい量の白濁した液体が噴出された。すると下がっていた全裸の女達が再度現れ、床に零れた液体を手で掬い自分の身体に塗り始めた。放出を終えた青年はうな垂れ、涙をぼろぼろ落としてすすり泣いていた。 
もう三十年以上前に読んだ文章ですが、今でも興奮します。この小説が私の性癖を教えてくれました。
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