マゾヒストなら必ず読破したい沼正三氏の小説です。出版社が変わる毎に微妙に表現が変わっています。

家畜人ヤプー(第1巻) 680円 幻冬舎
ある夏の午後、ドイツに留学中の瀬部麟一郎と恋人クララの前に突如、奇妙な円盤艇が現れた。中にはポーリーンと名乗る美しき白人女性が一人。二千年後の世界から来たという彼女が語る未来では、日本人が「ヤプー」と呼ばれ、白人の家畜にされているというのだが…
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家畜人ヤプー(第1巻)

家畜人ヤプー(第2巻) 680円 幻冬舎
ポーリーンに連れられてクララと麟一郎が向かった二千年後の未来は、白人女権専制社会である宇宙帝国イースが支配していた。そこでヤプーは生体手術などの加工を施され、道具として扱われていた。人間椅子、肉便器(セッチン)、畜人犬(ヤップ・ドッグ)、自慰用具の舌人形(カニリンガ)や唇人形(ペニリンガ)…。想像を絶する世界にさまよいこんだ二人の運命は?反ユートピア小説の金字塔、第二巻。
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家畜人ヤプー(第2巻)

家畜人ヤプー(第3巻) 680円 幻冬舎
イース人のヤプーに対する態度は、徹底して残酷かつ非道なものだった。クララは初め、嫌悪感を示すが次第に順応していき、やがて麟一郎を私有家畜とすることを決意。去勢手術などの生体加工を施され、変わり果てた姿となった麟一郎は、クララの「尻洗礼(パブティズム)」を受けてヤプー・リンとなった―想像力の限りを尽して描きあげた倒錯の万華鏡、第三巻
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家畜人ヤプー(第3巻)

家畜人ヤプー(第4巻) 680円 幻冬舎
ヤプーは日本人のなれの果てであり、かつての日本列島には「邪蛮(ジャバン)」と呼ばれるヤプーの国が存在していた。ヤプーの間では宗教教育の結果、白神信仰が浸透していて、その始祖こそ天照大神ことアンナ・テラスであった。クララはアンナに会うため飛行島高天原(ラピュータ・タカラマハン)を訪れ、驚くべき歴史の真実を聞く…。記紀神話をも解体、吸収する妄想の迷宮、第四巻。
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家畜人ヤプー(第4巻)

家畜人ヤプー(第5巻) 680円 幻冬舎
私は貴女に永久占領されていたいのです。独立国でなく属領になるのが望みです―自らの意志で麟一郎は服従と隷属の道を選んだ。その果てにあるのは至福の快楽か、それとも…。ベストセラーとなった初版以来、数度の復刻と加筆を重ねてきた世紀の奇書が、ついに完結。ポルノから哲学までを内包する逸脱と放埓のシンフォニー、最終増補決定版。
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家畜人ヤプー(第5巻)

「お前の頭脳もここではあたしの肉体への卑しい奉仕作業に使われるだけよ。それでもあたしの犬でいるほうがいいの?」
「そうやって足の指をしゃぶって満足なの?」
「あなたの足だからです。あなたは私の愛を捧げる唯一の女性です。恋人ではなく飼主ととしてでも・・」
「それにしてもなぜ?」
「私はヤプーなんです」

「あたしに飼われる家畜でありあたい、そう本気で望むのね。そのためにはどう扱われてもかまわないというのね」