マゾヒズムを感じる作品は一般作にもたくさんあります。

潤一郎ラビリンス(2)マゾヒズム小説集  谷崎潤一郎 /千葉俊二 中央公論社
「饒太郎」「蘿洞先生」「続蘿洞先生」「赤い屋根」「日本に於けるクリップン事件」の五篇を収める。自らマゾヒストを表明した主人公饒太郎。日本に生れたこと後悔すると言いながらも、西欧の書物から被虐の喜びを求めるひとが世界の至るところに居ることを知る。そのきわめて秘密の快楽の果ては…。
谷崎先生のマゾヒズム小説を集めたものがあったとは知りませんでした・・・
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潤一郎ラビリンス(2)

踏まれたい 葉桜 夏樹 岩崎電子出版
女性に虐げられ、それでも女性を女神と崇める男たちの耽美な物語。その容姿の醜さ故に、幼い頃から、いじめを経験してきた赤星。女性たちからも、踏みつけにされ、虫同然に扱われる屈辱と苦痛の日々。しかし、彼にとって、それは「快楽」だった。やがて、彼のそんな生き方に傾倒していく私。女性の残酷さに翻弄された男たちに待っていた最後の悲劇とは......。
マゾヒズムとフェチズムを見事に表現している本です。両手の甲に残るヒールの痕がいとおしい気持ちになる・・・そして踏まれたい・・・
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踏まれたい

女主人 誘い  電子書籍 橘涼香 リム出版新社
SM界で生きる女王様や女体調教師に、究極の愛の形“SM”についてインタビュー。それぞれのSM観がこの世界の奥深さを物語る。漫画家によるSM初体験ルポも収録され、これからこの世界に踏み入れようとしている人から、すでにハマっている人まで楽しめる内容が満載!
著者の橘涼香様はラ・シオラの有名女王様だったお方です。この本にはSM・・Femdomに関する事や当事お仕事をされていた朝霧リエ様・篠田愛呼様・初瀬かほり様・赤星せいら様などのお言葉も拝見できます。電子書籍で手に入ります。
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女主人 誘い

月光のドミナ  電子書籍 遠藤周作 新潮社
暗い波間から現われた全裸の金髪女性に頬を打たれ、自己のマゾヒストとしての運命を確認する画学生千曲の暗い欲望に迫る「月光のドミナ」。収録

絶版となっていましたが電子書籍で販売されていましたのでこちらに掲載致します。

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月光のドミナ

そしてやさしく踏みつぶす
料理人からSMの女王様になったアンナの愛のかたち 
スーザン・ワインメーカー アスペクト
プロの料理人がSMの女王様になり、熱気渦巻く厨房から淫靡な地下牢へ飛び込んだら…?本書の著者スーザン・ワインメーカーは、料理人として味覚や食感の限界に挑み、そして女王様アンナとしても同じアプローチで客をエクスタシーへと導く。やがて女王様のルールを破って恋に落ちた客は、限界への挑戦にとりつかれた真性M。彼とのあいだに起きる「化学反応」がきっかけとなり、やがてふたりはダンジョンを飛び出し…。
著者のスーザン・ワインメーカー様はイギリスの有名女王様「アンナ様」です。様々なセッション経験から興味深いお話しが・・・訳本です。
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そしてやさしく踏みつぶす

瘋癲老人日記 谷崎 潤一郎 中公文庫
七十七歳の卯木督助は“スデニ全ク無能力者デハアルガ”、踊り子あがりの美しく驕慢な嫁颯子に魅かれ、変形的間接的な方法で性的快楽を得ようと命を賭ける―妄執とも狂恋とも呼ぶべき老いの身の性と死の対決を、最高の芸術の世界に昇華させた名作。
ご存知、谷崎先生の純文学ですが、この老人が息子の嫁である颯子様の足にすがりつくシーンや、颯子様が見下して「膝から下なら許してあげるわ」と蔑んだセリフがとても印象的でした。
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瘋癲老人日記改版

ひざまずいて足をお舐め 山田 詠美 新潮文庫
SMクラブの女王様が、新人賞受賞の注目作家になった。親友、忍お姉さんが語る主人公ちかの世界は、ストリップ嬢、黒人に群がる女達、SMクラブの女王様と奴隷たちと猥雑だけど、なぜか不思議に澄みきっている―。夜の世界をあっけらかんと遊泳しながら作家となったちかの本音と過去の記憶を、恋愛についての様々な真理をちりばめながら綴る著者の虚構的半自伝小説。
絶版ですがあえてこちらに掲載致しました。
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ひざまずいて足をお舐め (新潮文庫)

人間椅子 江戸川乱歩 江戸川乱歩文庫
外務省書記官夫人である佳子は、美しい閨秀作家としても知られていた。そんな佳子のもとへ、突然ある男から原稿が送られてきた。その原稿には何が書かれていたろうか?…彼女がいま腰をおろしている書斎のイスのなかに、彼女をひそかに恋する男がひそみかくれている!肝を冷やす“人間椅子”の秘密はここに明かされた!巧緻な構成とスリリングな物語で、読者を満足させる傑作短編「人間椅子」
ヒューマンファニチャー(人間家具)のはしりといわれた作品です
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人間椅子 (江戸川乱歩文庫)

人間椅子 江戸川乱歩 エスクアイア マガジン ジャパン
その「椅子」は、もはやあなたの知っている「椅子」ではない。チェコの鬼才ヤン・シュヴァンクマイエルと巨匠・江戸川乱歩の奇跡の邂逅。『人間椅子』のために描かれたイラストにより、あの傑作短編がまったく新しく甦る。2007年、「怪奇」の定義は、この1冊によって更新される。
同じ人間椅子なのですが、こちらの作品のために描かれたイラストが載っているらしいです。まだ見ていないので情報があったらお願いします。
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人間椅子

痴人の愛 谷崎 潤一郎 新潮文庫
美少女ナオミの若々しい肢体にひかれ、やがて成熟したその淫蕩なまでの底知れぬ魅力のとりことなった譲治。奔放なナオミは譲治の背に跨って部屋中をめぐる。女の魔性に跪く男の焦燥と惑乱と陶酔を描く谷崎文学の傑作。
紹介するまでもない有名作ですね。なぜかナオミ様というS女性様が多いのは気のせいでしょうか?
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痴人の愛 (新潮文庫)